クリミナルマインド13 FBI行動分析課 #6 シェルター

クリミナルマインド13 FBI行動分析課 #6 シェルター

クリミナルマインド13

海外ドラマ「クリミナル・マインド13 FBI行動分析課」のあらすじ、ネタバレ、感想の記事です。

第6話は「シェルター」です。終わりまで見ると、シェルターがちょっと怖くなります。だけど、これほどの規模のシェルタを持っていれば、もしもの時に生き残れそうな気がします。しかし、こんな管理者たちとは一緒に暮らしたくはありません。

 

あらすじ

バージニア州で20代の女性アリーが失踪。5年間、同じ状況で同年代の産科医、歯科医、教師が消えていたことが分かる。BAUが捜査に加わったと知って、5年前に16歳の妹が失踪したというジョアナが現われる。他にも、同時期に10代の女性が失踪しており、その女性たちはいずれも妊婦だったことが判明する。産科医たちの失踪はその直後だった。そうこうするうちに産科医ロバータの自殺遺体が公園で発見されて……

(WOWOWオンライン公式サイト)

 

Advertisement

ネタバレ

ここからは、ネタバレのコーナーです。ご注意ください。

 

誘拐事件発生

クリミナル・マインド13 #6

駐車場で電話をしながら歩いてくる女性。友人に一緒に遊ぼうと誘われているが、今日は忙しかったので断っている。

車のロックを解除し、ドアを開け荷物を置いた。「今度は行くから。じゃぁね」と言って電話を切り、座席に置いた。車に乗ろうとした時、フロントガラスに目が止まった。ワイパーに紙が挟まれている。紙を手に取ると「空き時間の在宅ワークで月収2万ドル」というチラシだった。彼女は興味がなかったのでチラシを丸めた。

その直後、背後から鼻と口を抑えられた。手に持っていたチラシは地面に落ちた。

 

クリミナル・マインド13 #6

オフィスで、ジェニファーとガルシアが部屋を探していた。そこへマシューがやって来た。環境が変わることが苦手なガルシアが引っ越しを考えていることを知り、不思議に思う。理由を聞くと、近所の窓を全開にし、素っ裸でカンフーの打ち込みをする隣人に耐えられなくなったらしい。そしてセルジオ(ネコ)の荷物もいっぱい。

そこへルークがやってきて「ネコにも荷物があるの?」と。そこから各々の物の話に・・・。

マシュー「うちは子供のおもちゃが足の踏み場がない」 子供がいるジェニファーは同意する。
スペンサー「カリフォルニアに下着を含めて、79点しか荷物を持っていない男がいるんだって」
ルーク  「俺も、必要最低限のモノさえあれば生きていけるタイプ」

ガルシアは「私も全然平気だよ」って言うが誰も同調しない。何で?っていう表情を浮かべる。

マシューがニヤニヤしながら「デスクの上に置いてある”ふわふわペン”とか”ユニコーン”や”人魚姫”も全部必要なモノなの?」と聞いた。「そんなの当たり前」 その答えを聞いたみんなが笑う。

そんな話をしているときに、エミリーから事件だと声をかけられる。

 

事件の概要

クリミナル・マインド13 #6

会議室。

この5年間に同じような状況で女性3人が行方不明。今まではリッチモンド支局が対応していたが、昨夜4人目が不明になったため、バージニア州警察が協力要請を求めてきた。

昨夜不明になった被害者は、アリー・レイトン 29歳。帰宅途中に失踪。料理長を務めるレストラン近くの駐車場に車が停められたままだった。失踪した時間は午前0時過ぎ。車の中にカバンや財布も残されていたので窃盗ではなさそう。

同じような状況で、2012年に産科医ロバータ・チャイルズが失踪。夜勤明けに職場を出た後、行方不明に。病院の駐車場には車もバッグも残されていた。

ロッシ「どちらも駐車場。犯人好みの物色場所かもしれない」

2013年の被害者ライアン・パール 26歳は学校教師。ただし、自宅から連れ去られている。午後11時52分に勝手口の警報が作動したが、盗まれたものはなかった。

2015年の被害者エリス・ウォータースコットは歯科医。遅くまで残業したあと、オフィスからいなくなった。帰宅のためタクシーを頼んでいたが、出てこなかった。

同じ地域、深夜に若い女性4人が失踪している。ATM、携帯、カードには何の動きもない。そして身代金要求も出ていなかった。

ルーク「遺体が出ていないということは、監禁しているのか」
エミリー「もしくは、完璧な捨て方をしたのか」

 

シェルター

クリミナル・マインド13 #6

ベッドに寝かされているアリーが目を覚ます。サイドテーブルには、オーディオと花が活けられた花瓶が置いていた。小鳥のさえずりは、オーディオから流れる「牧場の朝」だった。窓の方に視線を向ける。わずかに開いたカーテンの隙間から外の景色が見えた。もう一方のサイドテーブルに視線を移すと、靴と衣服が置かれ「アリー」というタグが付けられていた。

ベッドから抜け出したアリーは、ドアを開けようとするが動かない。「誰かいませんか?」と大声を出し、ドアを叩くも返事はない。何度も呼びかけ、ドアを叩くが応答なし。

窓際に移動しカーテンを開けた。それは窓ではなく、草原を映すモニターだった。逃げられないことがわかったアリーは「誰か来てー!」と叫んだ。

そのとき、ドアノブが動いた。身の危険を感じたアリーはサイドテーブルにあったオーディオを手に取る。

入ってきたの二人の女性だった。女性が「はーい、起きた? 気分はどう?」と言いながら部屋に入ってくると同時に、手に持っていたオーディオを投げた。相手がひるんだ隙きにドアから外へ飛び出した。

ふらつきながら廊下を走り、窓に近づくも、全てモニターだ。途中にあった部屋の扉にも鍵がかかってある。逃げ場がない。来た道を引き返すアリー。正面に見えた階段へ走っていくが、その手前で扉が閉まった。戻ろうとすると反対側の扉も閉まり、廊下に閉じ込められてしまった。

そこへ防護服に身をまとった男が近づいてきた。

 

オープニング

(スペンサー)T.S.エリオットいわく 「かくして世界は終わる 轟音ではなく、すすり泣きと共に」

 

分析

失踪した被害者たちには、外見的な共通点はなかった。人種にもこだわりっていない。共通する点は、若くて独身、教養もあり専門職(産科医・教師・歯科医・シェフ)に就いていた。

ジェニファー「犯人は何らかの劣等感を持ち、女性を恨んでいるのかもしれない」
スペンサー「犯人が失業中なら、高学歴、高収入の女性に反感を覚えている可能性も考えられる」
タラ「自立した女性に捨てられた恨みや、手に入れられない苛立ちなど、恋愛関係の動機もありえる」

現時点では、被害女性同士の繋がりは見つかっていない。

ルーク「被害者全員が生きていると仮定するなら、監禁場所が必要だ」
スペンサー「複数の場所を使って監禁しているのなら、移動手段としてトラックやワゴン車を持っているはず」
ジェニファー「全員、午前0時前後にさらわれているから、犯人は夜型の人間」

マシューとロッシは拉致現場、タラとルークはアリーの職場で聞き込み、エミリーとジェニファーは州警察の警部がこっちに向かっているためその対応をすることに。

今回の拠点はBAUのオフィスだ。

 

警部の話

警部の話によると、3件とも遺体が発見されていなかったので、自ら行方を絶ったものだと考えていたが、昨夜4人目が出たので応援を要請した。

今回の事件に、BAUが参加することをマスコミが報道したことにより、ある失踪者の家族から「BAUに会いたい」と言われた警部。

ジェニファーが「ニュースに出ると、たいてい誰かが騒ぎ出しますからね」と言うと「そういうのではない」と言った。

詳しく話を聞くと、「会いたいと言ってきたのは、ジョアナ・ミラー。5年前に妹のクリッシーが失踪した。それ以来、行方不明事件が発生したり、女性の遺体が見つかるたびに現れる」と。

エミリーが「でも、警部は事件と関連がないと思っているんですよね」
「クリッリーは16歳で問題児だった。酒、ドラッグ、家出も何度もしていた。気の毒に思うがこの事件とは無関係だ」

ジェニファーは、ジョアナとは自分が話すと言った。

 

指示に従うアリー

クリミナル・マインド #6

アリーは必死にキーパネルを押すが、ロックを解除するのは無理だ。そこへ、部屋に入ってきた女性二人がやってきた。「近寄らないで!!」と言うアリーに対し、女性は笑顔で優しく語りかける。

「大丈夫よ、怖がらなくてもいいの。自己紹介するわね。私は、アイリーン・ジェイコブス。こちらはドクター」
「紹介なんてどうでもいい!! なぜ閉じ込めるの!!」
「閉じ込めたりしないわ」
「じゃぁ、これはどういうことなの?」

医師が「あなたを守るためよ」と言った。ワケがわからないアリー。「いったい何から守るっていうの? さっき来たあの防護服は誰!!」

アイリーンが答える。「わかるわ。今はとても怖いと思う。でも大丈夫。すぐにその疑問は解けるから。だから、まずは暴力を振るったりしないって約束をして欲しいの」
「あなたたちは?」
「もちろん、約束します」

仕方なく同意するアリー。アイリーンがドアロックを解除した。後ろに下がるアリー。

アイリーンや笑顔で声をかける。「まず、ひと通りのことを案内するわね」そう言って、手を差し出した。アリーは「案内ってどういうことなの? ここはドコなの?」

医師は「自分の目で確かめてみて」と言った。

アリーを眺める医師の顔は悲しげだ。なぜなら、彼女は失踪したロバータ・チャイルズだったのだ。

 

ジョアナ・ミラー

ジョアナ・ミラーがやってきた。妹は家出したのではなく、事件に巻き込まれたと思っている。BAUが捜査に参加したことで、妹にも望みが出てきたと感じていた。

そして警部から聞かされていない情報を耳にするジェニファー。妹のクリッシーは、今回起きた事件の駐車場近くで失踪していたのだ。

ジョアナの話はこうだ。

「妹は4人の被害者とタイプが違うので、捜査してもらえない。高校は中退し、お酒やドラッグもしていたから。でもそれは、親が離婚し、自暴自棄になっていたからで、根っから悪い子じゃない」

ジェニファーは家出を繰り返していることを問う。

「でも必ず家には帰ってきた。いなくなったのは、立ち直りかけていた時。カウンセリングにも通い、大学にも行こうとしていた時」

そう言って、妹と一緒に撮った写真を渡した。

 

アリーの失踪現場

現場の警官から、証拠品として落ちていたチラシを受け取るマシュー。そこへ「防犯カメラも収穫なし」と言ってロッシが合流した。

受け取ったチラシをロッシに見せる。「月収2万ドル? 俺も転職しようかなぁ」とつぶやく。チラシに書かれていた番号はデタラメだということが分かっている。

マシュー「犯人が置いていったのだろうか? アリーの注意をそらし襲うために」
ロッシ「彼女の行動パターンから、深夜の人が少ないこの駐車場が一番拉致しやすいと考えたんだろう」
マシュー「でも血痕がないので、最初から傷つける気はなかったみたいだ」
ロッシ「それだといいが・・・」

 

シェルターの案内

廊下を歩きながら、アイリーンは一方的に説明している。
「私が一番好きな部屋は図書室。ふふふふふ、本当はジムに通った方がいいんだけど」

気味悪がるアリー。

そしてテーブルとイスが並べられた部屋へやってきた。部屋には監視カメラが複数設置されていることにアリーは気付いていた。アイリーンは、「ここの自慢は野菜畑。今までの職場とは違うだろうけど、あなたの能力なら十分にやっていくことができるわ」と言った。

その話を聞いたアリーは、自分が監視されていたことを知る。

アイリーンは「あなたの全ての疑問に答える素晴らしいビデオを用意したから」と言い、後ろを向いた。次の瞬間、アリーは医師の胸ポケットに入ってあったペンを奪い、医師の首元に当てた。

「ここから出して、今すぐ!!」

アイリーンの表情が変わった。

「ドクターや私、そして他の誰かを怪我させたら・・・」
「他の誰か??」
「いずれそれは、あなた自信に返ってくる。苦しい思いをしたくないなら、今すぐ先生を離しなさい!」

ロバータ医師は「こんなことをしても出られない。信じて。私もそうだから」と言った。アリーは医師も誘拐されたのだと知り、彼女を離し、ペンを床に落とした。ペンを拾うアイリーン。

「お願い、家に帰りたいだけなのよ」と懇願するアリーだが、アイリーンは「ここがあなたの家よ」と言って笑った。そして、ロバータ医師を睨みつけ部屋を出ていった。

その後アリーは気を失ってしまった。

 

ガルシアの仲間たち

クリミナル・マインド13 #6

ガルシアは、自分のデスクに並べてある仲間たちに話しかけている。

「ねぇ、みんな~、聞いてくれる? 今まで、あなたたちへの感謝の気持ちが足りなかったわ。たとえ、生き物じゃないとしても、気持ちの悪いものを一緒に見てもらえて、どんなに心が救われているか・・・。ありがとう、あなたも(ユニコーンの人形)、あなたも(豚の貯金箱)、あなたも(ネズミの人形)」

そこへ、ガルシアに呼ばれていたエミリーが入ってきた。ガルシアは調査結果を報告する。

「クリッシー・ミラーを調べたら、重大なことを見つけたの。それはクリッシーが消えた週に、カイリー・プリチャードという女の子も行方不明になっていたの」

ジェニファーがモニターに表示された情報を見る。「18歳で妊娠中。クリッシーと同じで、家出の常習者のようね。」

ガルシアが続ける。
「さらに興味深いことは、二人が消えた数日後に、ロバータ・チャイルズが行方不明になっているということ。」

エミリー「同一犯だとすると、無防備な家出少女という狙いやすいターゲットから、キャリアウーマンに変更したということね。」
ジェニファー「ジョアナの言っていたことは間違っていなかったのね。クリッシーの失踪は、5年前の拉致事件と本当に関係があるのかもしれない。」
エミリー「ガルシア、じゃぁ調査範囲を・・・」
ガルシア「バージニア州全域とワシントンDCまで広げるね。以心伝心よ。」そう言って端末を操作する。

ガルシア「この5年間で失踪者は24名。ほとんどが若い女性で家出人」
エミリー「ということは、被害者のタイプは2つ。多くは若い女性の家出人、残りはキャリアウーマン。・・・チャイルズは産科医だった。もしかしたらカイリー以外にも妊婦がいたのでは?」

ジェニファーが思い出す。
「クリッシーが立ち直ろうとしていたとジョアナが言っていた。それは、お腹の赤ちゃんのためだったのかも」

ガルシアが調べると、ダウンタウンの無料診療所のカルテが出てきた。それによると、クリッシーは妊娠2ヶ月だった。

でもなぜ妊婦を狙う必要があったのか? そして赤ちゃんはどうなっているのか? 人身売買?

 

意識を取り戻すアリー

診療台の上に寝かされていたアリーだが目を覚ました。「ねぇ、どうなったの?」とロバータに聞くと「気絶したのよ」と答えた。そしてアリーの肘に止血用の脱脂綿とテープを止めた。

「何これ? 何したの!!」
「ちょっとした検査をしただけ」

自分の両手が縛られていることに気付いた。

「なぜこんなことをするの!! これを外してよ!!」
「少しの間だけよ」

淡々と作業を続けるロバータ医師。

「おかしいでしょ、これ!」そして少し考えてから「あなた、家族はいないの? 家はあるの? あなたを愛して心配してくれる人はいないの? 私にはいるの」と言った。

ロバータ医師は悲しい顔をでアリーを見つめ、「今はここが家なの」と言った。

「責任者は誰なの? アイリーン? それとも防護服の男? やつらがさらったの? あなた医者でしょ! 人を助けるのが仕事じゃないの!!」

最後の言葉に心が少し動く。しかし、どうすることもできない。

 

 

休憩室

ロッシ「5年前、犯人は10代の妊婦を二人拉致した。だから、そのあと産科医を誘拐したのだろう」

マシュー「同じことを繰り返しているのなら、今頃は何組もの親子がいることになる」

タラ「子供たちを育てていくには医者や教育、そして十分な栄養も必要になる」

ルーク「医者と教師とシェフがいれば、全部なんとかなりそうだ」

ロッシ「たくさんの人間を監禁するには、脱走や反乱を起こさせない方法も考えないといけない」

タラ「自分の意思で留まらせているか、もしくは恐怖や諦めを与えているか」

ルーク「カルトの元メンバーに簡単に抜けれなかった理由を聞くと、そのうちのどれかにあてはまる。」

マシュー「でもカルトは、入るときは自分の意思だから、誘拐とは違う」

ロッシ「この件は、かなり特殊なケースだ」

 

部屋に連れ戻される

アイリーンに腕組みされ連れ戻されるアリー。

「いったん部屋に戻りましょう。新しい服に着替えを済ませたら、ビデオを見るのよ」

アリーは「嫌だ」と言って抵抗する。

アイリーンを口調を強め「お行儀よくしなさい。このままじゃ、みんなに合わせられない。悪影響を与えたくないから」

いきなり警告のブザーが鳴り始めた。赤い警告灯も回っている。

アリーは「あれは何?」と聞いたが「心配いらない」と言われ部屋に押し込まれた。急いで部屋の鍵を締め、廊下を走るアイリーン。

アイリーンが向かったのは男がいる部屋だった。「どうしたの?」と尋ねると、男はモニターを見ながら「彼女を片付けろ」と言った。

 

遺体を発見

クリミナル・マインド13 #6

近所の人が、犬の散歩中に遺体を発見した。捨てられてから時間は経っていない。

ルーク「拉致をしているエリアの中で捨てたということは、ココは犯人の安全圏だと考えられる」

エミリーが遺体にかけられた布をめくる。
「新展開ね。5年前に失踪した産科医のロバータ・チャイルズよ」

ルーク「遺体を隠そうと思えば、すぐ側に茂みがあるのになぜ?」

警部「時間がなかったのかなぁ?」 警部は部下に呼ばれ、その場を離れた。

エミリー「破綻してるのかも。遺体を包むという行為は、被害者に最後の安らぎを与えるため」

遺体をさわるルーク。「栄養状態はいいし、筋肉も落ちていない。何年間も監禁されてたとは思えない」

エミリー「髪の毛も服装も清潔。これって自殺に見せかけたんだと思う?」

ロバータは手首に傷を負っていた。それを見たルークは「違う。未遂の痕があるよ」

エミリー「それじゃぁ、この包帯は、誰かが助けようとした痕跡ね」

ルーク「これまで、ずっと生かされてきたんだ。おそらく、ほかの被害者たちも生かされてるのだろう」

エミリー「全員生きているとしたら、一人の自殺は、グループに波紋を及ぼすはず」

 

エミリーの携帯が鳴った。ガルシアから新たな拉致の報告だった。

 


シェルター内では・・・。

「前にも手首を切ったのに、なぜ注意していなかったんだ」と男から責められるアイリーン。

アイリーン「これも計画当初からの想定内。起きてしまったことは仕方がない」
男「しかし、死は裏切り行為だ」

5年間も一緒に暮らしてきたロバータを、ゴミのように道端に捨てた男にイラだちを隠せないアイリーン。

しかし、男は「君が毛布で包んでやったじゃないか。あれだけで十分だ」と言った。

二人の関係に微妙な亀裂が入ってきたのか・・・・。

アイリーン「みんなに話をしなければ」
男「絶対に妙な考えを起こさせるなよ。すべてが台無しになる!」
アイリーン「ローレンス、これから起きることを疑ってるわけじゃないわよね?」
ローレンス「疑いなんて、少しのカケラもない」
アイリーン「ふふふ、私もよ」
ローレンス「
新人にも、信じてもらわないといけないね」と言い、モニターを見つめた。

新たに拉致された女性がドアの前に座り込み泣いている。

 

目撃者

会議室。

エミリーとルークが現場から戻ってきた。今回の犯行は、ひと目が多い駐車場で行われた。そして、その場に居合わせた目撃者が、携帯で一部始終を撮影していたのだ。

残された映像には、被害者の女性が乗っていた車の横に、黒ワゴン車が停まっている。女性は車のバックドアを開け、荷物を積み込んでいた。車から降りてきた男が、ワゴン車のバックドアを開けた。

ルーク「助手席側から降りてきたから、運転手が別にいるはず。きっと共犯者だ」

男は、女性の後ろから口と鼻を布で押さえ、車に乗せた。

マシュー「リスクが高い昼間の犯行」
ロッシ「襲いかかる前に何かを見たぞ。少しためらった。マット、戻してくれ」

映像を戻すと、男が後ろを向いていた。

ロッシ「後ろのビルを見ていた。あのデジタル時計かなぁ。時間は11時57分30秒。その瞬間になるのを待ってから、女性を捕まえたんだ」

マシュー「でもどうして? これまでは深夜の0時前だったのに」

ルーク「時計は1日2回、12時をさす。午前と午後の区別はないのかなぁ?」

エミリー「もしくは、”11″ “57” “30” に意味があるのか・・・」

スペンサー「アドレス、暗号、宗教的な数字かなあ?」

そこへガルシアがやって来て「被害者の身元がわかった」と言った。名前はペイジ・バレル、35歳で独身。職業は小児科医。

ロッシ「医者を1人失くしたから調達したんだな」

マシュー「ただの医者ではなく小児科医」

ルーク「女性たちも子供たちも生きてる可能性が高い」

 

クリミナル・マインド13 #6

 

タラとジェニファーがエレベーターから降りると、新たな拉致被害者が出たと知ったジョアナが待っていた。

ジョアナが「クリッシーをさらった犯人ですか?」と聞いた。「今調べているところ」とジェニファーを答えた。

「それって・・・つまり、FBIとしては、妹を家出人と見なしていないってことですか?」
ジョアナ、ぬか喜びをさせたくないの。だけど、捜査に進展があって、クリッシーの失踪が今回の件と結びつくかもしれない」
心配と安心が入り混じった気分だわ」
1つ聞きたいことがあるの。妹さんが妊娠2ヶ月だったってことを知ってた?」

ジョアナは知らなかったようだ。

「クリッシーを拉致したかもしれない犯人は、他にも10代の妊婦をさらって、監禁してる」
そんな・・・。赤ちゃんは無事なんですか? どこにいるの? 誰がそんなひどいことを?」
それを今、調べてるところ。父親に心当たりはある?」
「・・・
近所に住んでいるパーカーという男の子と仲が良かったわ」
まだ近くに住んでるの?」
「いいえ。
妹がいなくなる前に引っ越してしまった」
クリッシーは日記を書いたり、ブログはしてた?」
いいえ」

ジョアナは、できることは何でもすると言っている。ジェニファーは「新しい情報が入ったらすぐに知らせるので、今日は家へ返ってゆっくりして」と言った。

ジョアナをエレベーターに乗せたところへ、スペンサーが「犯人の動機がわかった」と言いに来た。

 

犯人の動機

動機を説明するスペンサー。

「犯人にとって、拉致するタイミングがとても重要なこと」

警部が「何故?」と聞いた。

「被害者1、ロバータ・チャイルズが勤務先の病院を出たのは、午後11時50分だった。被害者2、ダイヤン・パールの家の警報が鳴ったのは、午後11時52分。3人目のエリス・ウォーターストーンは11時55分に来たタクシーをすっぽかした。アリー・レイトンが友人と携帯電話の通話を終えたのは、11時57分。そして、ペイジ・バレルの拉致を実行した時刻は、11時57分30秒」

タラ「犯人は、毎回12時前に犯行を終えようとしている」

スペンサー「いいや、カウントダウンだよ」

警部「何の?」

スペンサー「おそらく世界終末時計に基づいたカウントダウン」

ロッシ「我々人類が滅亡するまでの残り時間を表す時計」

マシュー「核戦争などでもたらされる人類の終わりを午前0時となぞらえて、そこまであと何分あるのかを知らせることによって、人類の危うさを示す」

ジェニファー「1947年に原子力研究者たちが作り、時代ごとに針を動かしてきた」

スペンサー「この5年間はどんどん進んでいて、2017年は2分30秒前」

エミリー「最も進んだのは、米ソが水爆実験を始めた1953年の2分前」

ジェニファー「犯人は終末論信者かも」

警部「それは、森に引きこもって暮らしている”サバイバリスト”って呼ばれているやつのことか」

ルーク「しかし最近では、サバイバリストは変人扱いを脱して、主流と見られつつある」

マシュー「そうだね。準備する人という意味で”プレッパー”と自称している。破滅の危機を乗り越えた後も、一定の生活水準を保てるように備えている」

ロッシ「金持ちたちはこの流行に飛びついて、仮想通貨を貯めたり、特注のシェルターを買ったりしている」

マシュー「さらに上の富裕層は、島を買ったり、ニュージランドに土地を持っていたりして、いつでも逃げられるように、プライベートジェットが待機している」

エミリー「つまり、犯人は人類滅亡を乗り越えた後の世界を準備していて、そこの住人として被害者たちを拉致している」

タラ「犯行の引き金は、5年前に時計の針が進んだこと」

マシュー「午前0時が近づく中で、捜査の手も迫ってくれば、外の世界を断ち切ってしまうかもしれない」

その前に犯人を見つけなくては・・・。

 

ペイジ・バレル

部屋でビデオを見せられているペイジ。洪水や爆発で壊される建物や街の映像が流れている。

「慣れ親しんだ世界は滅び去る。だが恐れるな。ここは楽園だ。我々と共に、安全な生活を続けよう。迫り来る恐怖から遠く離れて。 THE END」

 

アイリーンに施設案内をされている。

アイリーン「ここの医療施設は最先端だから。そして、ここが、我が家の中心なの」と言ってリビング・キッチンへ案内された。ローレンスも一緒にいる。

「クリッシー、みんなを呼んできてくれるかな」と言った。ジョアナの妹だ。

「はい。すぐに」

しばらくすると、女性たちが入ってきた。ローレンスは「バレル先生だ」と紹介した。アイリーンが「恥ずかしがらないで」と言うと、子供たちも入ってきた。ローレンスは「君の患者だよ」とバレルに言った。

 

クリッシーと終末論

再びジョアナと話をするジェニファー。

「変な質問だけど、クリッシーからこの世の終わりについての話を聞いたことはない?」
ありますけど・・でも。あの子は、そういう事を真に受けやすいタイプだっただけで、普通です」
「どんな話をしてたの?」
もうすぐ世界の終わりが来るから準備しないといけないって」
なぜそう思っていたのかわかる?」
わかりません。ドラッグをして、ゾンビ番組をずっと見ていたり、ハルマゲドン関係にのめり込んだり・・・。失踪と何か関係があるんですか?」
かもしれない。もうすぐ世界が終わるっていうのは、誰から聞いたか知ってる?」
「いつも
路上でギター弾いてお金かせいでたから、そのときに出会った人とか。・・・生きてるのなら、なぜ連絡をしてこないのでしょうか?」
「おそらく、
犯人に支配されているはず。私たちの経験からいうと、洗脳された人が元通りの生活に戻るのはかなり困難なの」

ジョアナは涙を流す。

 

アリーの策略

キッチンで料理をするアリー。

妊婦の女性が人参の皮むきをしていたが、「また、おしっこ。ちょっと行ってくるね」と言って出ていった。その間に、アリーはキッチンの引き出しを開けようとしたが、鍵が掛かっていて開けることができない。

そこへ女性に連れられてページがやってきた。「すぐに戻るから座ってて。あなたが落ち着けるようにお茶を入れてあげるから」そう言って、女性は出ていった。

「私はペイジよ、あなた知ってる」と言ってアリーに話しかけた。「シェフでしょ、ニュースで見たの」それを聞いたアリーは驚く。「FBIと警察があなたを探してるわ。出口は知ってるの?」

首を横に振りながら「探しているところ。あのビデオ見た?」とペイジに聞いた。「あれを作った人は、正気じゃないわ」と答えた。アリーは女性が戻ってきたと合図を送った。

ペイジと一緒にきた女性は、妊婦とクリッシー、そして彼女の息子と戻ってきた。ペイジはクリッシーの息子に声をかけた。

「何を書いているの?」
お魚」

クリッシーが鍵のかかった引き出しから包丁を取り出した。

ペイジ「海のお魚?」
「海にはいないよ。燃えてるから」

それを聞いたペイジはアリーの顔を見た。「燃えてる?」アリーも不審に思う。そしてクリッシーに聞いた。

「子供にウソを教えているの?」
「ビデオ見たでしょ。本当のことよ」
「あんなの何ひとつ本当じゃない。街は無事だし、政府も崩壊していない。そして集団自殺も起こっていない」
「そう言うと思った。私たちを騙す気でしょ?」
「そっちが騙されているのっ」

すると、妊婦が「じゃぁ、鳥は? 空から消えていなくなった」
ペイジを連れてきた女性は「畑は洪水で全て流されてしまい、食べ物もなくなった」
クリッシー「電気もこなくて、世界中が真っ暗よ」

反論するアリー。
「それ全部ウソだから。あなたたちは洗脳されてるの!」

ペイジも「それじゃぁ、わたしたちは、どこにいたと思ってるの?」
妊婦「生存者のキャンプから助け出してもらったんでしょ」
アリー「いいえ、違うわ。誘拐されて連れてこられたのよ!」
ペイジ「みんなで逃げないと」
クリッシー「この場所が一番安全なの」
アリー「この場所っていったいどこなのよ! 窓も時計もテレビもない。今日が何月何日だか知ってる? 何年?」

3人は聞き流している。アリーは「ねぇ、聞きなよ!」とテーブルを叩いた。子どもが「ママ~、僕怖いよ」といった。クリッシーは「子供が怖がってる」と言った。そして子どもの側へ。「大丈夫だよ。あのお姉さんはわかってないだけなの。安全だからね」と声をかけた。他の女性たちもクリッシーの子どもの側へ行った。

みんなが子どもに注意を向けているあいだに、引き出しからナイフを取り出し、隠した。ペイジにも目で合図した。

 

 

犯人を絞り込む

クリミナル・マインド13 #6

ロッシ「犯人は、何年もの時間をかけて、食料や武器などを溜め込んでいるはずだ」

エミリー「大掛かりな計画を立てている。ネット上のフレッパーはどんな感じなの?」

ガルシア「おしゃべりな人が多いねー。あちこちに、チャットルームやホットキャスト、サイトがあって、頻繁にSNOについて語り合っている。あっ、SNOっていうのは世界の終わり(Sekai No Owari)の略ね」

ルーク「内容は?」

ガルシア「様々。食料の保存方法や救急処置の方法、ガスマスクの購入場所とか、どこに住めば気候変動が少ないのかとか。・・・このサイトでは、視力矯正手術を勧めている」

そう言いながら、自分のメガネを外して眺めている。

ロッシ「最もの話だ。世界が滅んだあとに、メガネを割ってしまったら、新品を買うのは難しいもんなぁ」

ガルシア「トワイライトゾーンの世界よね」

話が逸れたのでエミリーが声をかけた。

「ワシントンD.C.周辺でサバイバリストとプレッパー、両方のキャンプに参加してる男を調べて」

ガルシア「了解です。プレッパーはセキュリティに慎重だけど、私の手にかかれば・・・110人出ました」

ルーク「その中で、バージニアに住んでいるのは?」

ガルシア「・・・・70人。次の質問は?」

エミリー「黒のワンボックスを所有している人」

ガルシア「・・・ゼロ」

マシュー「犯行に数字を絡めているから、理数系に絞り込んでみよう。たとえば、会計士、エンジニア、数学教師・・・あと、コンピューター技師とか」

ガルシア「了解!私のデジタルフィルタに通せば・・・・いい感じに20人」

エミリー「その中で、過去5年に食料、水、医薬品、空気清浄機、武器弾薬を買ってる人物は?」

ガルシア「それは全員です。・・・・でも待って!」

エミリー「どうしたの?」

ガルシア「ローレンス・コールマンという土木技師が、今言ったもの全部と、さらにクロロフォルムも買ってます」

ロッシ「終末時計にも興味を持ってる男なのか?」

ガルシア「かなり。取り憑かれてますねぇ」

ルーク「プレッパーは、自分の家をシェルター化して、最悪の状況を自宅で乗り切ろうとする者が多い」

ロッシ「もし、それができなかったなら?」

ルーク「外に飛び出す。人里離れた秘密の場所へ向かうはず」

マシュー「被害者と子供たち全員を監禁するには、広い敷地必要」

ガルシア「自宅と職場の住所がわかりました。その他に、この5年間に複数の場所に倉庫を借りています」

「よろしく」と言って立ち上がるエミリー。ガルシアは「全員の携帯に送っておく」と言った。

 

アリーの作戦

アリーの部屋へアイリーンを連れてくるペイジ。アリーはベッドの上で横になっている。

アイリーンは「どんな症状?」とペイジに聞いた。「嘔吐と腹痛、それに熱も」と答えた。

「ちょっと見せてくれる?」とアリーの覗き込んだ時、後ろからアイリーンの両腕を掴んだ。アリーは隠していたナイフで、アイリーンを脅す。「ここから出して!」

Advertisement

シェルターの場所

倉庫を捜査するが空振りだった。

エミリーはロッシに連絡した。「そちらはどうでした?」

職場を調べていたロッシは「数ヶ月前に退職して、それっきりだそうだ」と言った。こっちも空振りだったことを伝え、スペンサーたちの電話につなぐのでちょっと待ってと言った。

一方、スペンサーは自宅を捜索。明らかに長い間人が住んでいる様子がない。ジェニファーがエミリーの電話に出た。「自宅は空き家です」

エミリー「ほかも全部ダメだった」

ロッシ「彼には、車を運転する共犯者がいる。もしそれが、初期の被害者ならば、事件解決の鍵になるかもしれない」

エミリー「ガルシア、コールマンとネット上で繋がっていて、終末論を熱く語り合ってた女性はいるか調べて」

ガルシア「終わり・熱く・語る女 ね。わぉ! 割れ鍋にとじ蓋とはよく言ったもんだ。コールマンには、一緒に缶詰を食べる以上に深い関係を求めている女性が山ほどいるよ」

ロッシ「同じレベルで取り憑かれている女性は?」

ガルシア「そうですねー・・・。アイリーン・ジェイコブス。バージニア州カルペパー在住。「新しい夜明け」という施設で、薬物乱用患者のカウンセリングをしていて、なんと、黒いワンボックスカーを所有してる!」

ジェニファー「ジョアナは、妹がカウンセリングに通ってるって話していた」

ガルシア「ええ、クリッシーは担当患者よ」

ジェニファー「だから妊娠してることも知っていたのね。それじゃぁ、カイリー・プリチャードや他の女の子たちは?」

ガルシア「びっくり。アイリーンがコールマンに被害者たちを差し出してたみたい」

エミリー「立場を利用してたのね。住所を送ってくれる?」

ガルシア「了解。それから、自宅の近くに大きな土地を持っているわ。リードとジェイジェイが一番近い」

ジェニファー「わかったわ。すぐに向かう」

ガルシア「座標を送るね」

 

 

入口は?

クリミナル・マインド13 #6

座標の場所へ到着。

ジェニファー「何もない」

スペンサー「絶対にあるはずだ」

ジェニファー「ひと通り、車で回ったけど、何にも見つからなかった。この広大な地面以外はね」

スペンサー「そうか! 地面だ」

ジェニファー「何?」

スペンサー「1990年代に、政府は全国にある軍事施設を閉鎖していったけど、その中には、地下司令部もあったんだよ」

ジェニファー「核爆弾にも耐えられるシェルターね。それが、ここの地下にもあるかもしれないってことね」

スペンサー「メインの入口には、罠が仕掛けてあるだろうから、非常口を探してみよう」


一方、シェルター内では・・・。

クリミナル・マインド13 #6

 

アイリーン「こんな事をしても出られないから無駄よ」

アリー「黙りな!」

そこへローレンスがやってきた。

アイリーン「あっ、ローレンス。よかったわ、助けて」

アリー「すぐにココから出して!」

ローレンス「なぜココを出るんだ? 外では崩壊が始まってるんだぞ」

ペイジ「腐った世の中かもしれないけど、こんなことをしても世の中は変えられない」

ローレンス「変えるつもりはない」


 

ガルシアが送ってくれた見取り図を元に、非常口を探す。

スペンサー「外からの侵入者に見つからないように、隠してあるはず」

ジェニファー「スペンス。これじゃない?」

駆け寄る二人。

クリミナル・マインド13 #6

スペンサー「開閉装置があるはずなんだけど」

岩のくぼみの枯れ草をのけるとハンドルがあった。それを回すと・・・入口が開いた。

スペンサーが中に入った。


シェルターでは、侵入者を知らせる警報が鳴っていた。

アイリーン「侵入者だわ。ローレンス、みんなをレベル3に行かせないと・・・」

ローレンス「そうだね」

そういうと、今歩いてきた廊下を戻り始めた。

アイリーン「ローレンス、どこに行くの? ローレンス、戻ってきて!」

ローレンス「その人好きにしていいよ」

アイリーン「ローレンス!!!」


クリミナル・マインド13 #6

辺りを確認し、ジェニファーもスペンサーの後を追いかける。

ジェニファーが中に入ると、入口が勝手に閉まっていった。

下へ降りるとスペンサーが待っていた。銃を構え警戒する。スティーブンは指さした先には監視カメラがあった。

ジェイジェイが下へ降りていくと、スティーブンが待っていた。警報の音が鳴り響いている。銃を構え警戒する二人。スティーブンは指で合図をおくり、監視カメラがあることを知らせた。彼らの行動は、ローレンスに見られている。

扉を開けシェルターの中へ入っていく。廊下を進んでいくと、前方の扉が閉まり始めた。走るが間に合わない。その間に後ろの扉も閉まってしまった。

二人は、アリーと同じように廊下へ閉じ込められてしまった。

ジェニファーとスペンサーの運命はいかに・・・・。

 

応援

地上では、エミリーたちが到着していた。辺りを見渡すが車しかない。エミリーはジェニファーに電話をしているが通じない。

マシュー「18メートル下か・・・」

ルーク「コールマンは、地下に巨大な武器庫を持ってるから、下手に刺激できないなぁ」

エミリー「二人が無事だといいけど・・・」


クリミナル・マインド13 #6

エミリーに電話をするジェニファーだが、繋がらず頭を抱える。

スペンサー「機密ドアに強化ガラス、銃を撃っても跳ね返されるだけで無駄だ」

ジェニファー「私たちがココに来ることは伝わってるはずだから。・・・今、機密ドアって言った? 空気がなくなるの?」

スペンサー「いいや、酸欠を起こす前に二酸化炭素中毒になって死ぬ」

ジェニファー「暗証番号はどう?」

スペンサー「おそらく4桁だと思うけど。0から9まで組み合わせは1万通り。1回試すのに5秒だとして、13.89時間。指の疲れは計算に入れていない」

ジェニファー「1万回試す前に、エラーが続けば、入力を受付なくなるはず」

 

そこへ、アイリーンを人質に取ったアリーとペイジがやってきた。

ジェニファー「ねぇ、開けて! FBIよ。アリー・レイトンとペイジ・バレル?」

アリー「そうよ。誘拐されたの。この人と男に」

ジェニファー「知ってるわ」

スペンサー「助けてあげるから、ココから出して。暗証コードは?」

ペイジがアイリーンに問う。しかし、アイリーンは答えない。するとコールマンが女性たちを連れてやってきた。

 

クリミナル・マインド13 #6

 

スペンサー「コールマン! 女性たちを開放しろ!」

ローレンス「そこから手を出せるのか(笑)」

ジェニファー「クリッシー? クリッシー・ミラーでしょ?」

クリッシー「なぜ知っているの?」

ジェニファー「あなたのお姉さんのジョアナが、諦めずに今もあなたを探しているの」

ローレンス「耳を貸すな。全部ウソだぞ!」

スペンサー「ウソじゃないよ」

ジェニファー「クリッシー、これを見て。お姉さんから預かった写真よ」

携帯の写真を見せる。

ローレンス「偽物だ」

クリッシー「姉さん、生きてるの!?」

ジェニファー「生きてるわ。あなたのことを色々教えてくれたわ。ゾンビのドラマが好きだとか、ギターを弾くとか、パーカーの話も」

スペンサー「僕らはFBIで、君たちを探していたんだよ。ローレンスとアイリーンが、君たちを誘拐した」

ローレンス「違う!違う! あんなのはデタラメだ!」

スペンサー「ウソじゃないよ。世界が滅んだっていうの方がウソなんだよ。保証するよ。世界はまだ滅びていない」

クリッシー「ウソよ。終わったのよ。家族は死んで、誰も残っていないわ」

ジェニファー「いいえ、クリッシー。みんな弱みに付け込まれて、そんな風に騙されているのよ」

ローレンス「耳を貸すんじゃない! すべてデタラメを言っている!」

ジェニファー「その子は息子さん? 名前はなんて言うの?」

クリッシー「ジョー」

ジェニファー「ジョーって・・・ジョアナから? お姉さんの名前から取ったのね。甥っ子に会ったらすごく喜ぶと思うわ。みんなの家族も諦めず、ずっと帰りを待ってるわ。この地下の世界は現実じゃないの」

ジョー「ママ、地下ってなぁに?」

ローレンスを見るクリッシー。「よくも騙したわね!」

アイリーンが「そいつを好きにして」と言った。

クリッシーが持っていた懐中電灯でローレンスの頭を殴った。倒れた彼を取り囲む女性たち。

 

アイリーン「番号は1200よ」

スペンサーがロックを解除する。

ジェニファーがアリーからナイフを受け取り、アイリーンに手錠をかけ、連れて行った。

アリーとペイジは抱き合い、恐怖から開放された。


地上では

スペンサーとルークに連行されるローレンス。マシューとエミリーにパトーカーに乗せられるアイリーン。

そして、クリッシーとの再開を果たすジョアナ。二人は抱き合い喜ぶ。ジョーも一緒だ。

 

エンディング

(ジェニファー)

 明日世界が滅びると分かっても 私はリンゴの木を植えるだろう マルティン・ルター

 

ガルシア「あー、怖かった。二人が地下シェルターにいるって思うだけで、閉所恐怖症になっちゃった。だから、もっと広い部屋を探そうかなぁ」

ジェニファー「OK、明日さっそく探しましょう」

マシュー「しかし、あのシェルターは、なかなかのものだったね」

エミリー「私は、最後の日をあんな場所で過ごしたくないわ」

マシュー「どこがいいの?」

エミリー「考えたことないわ」

ガルシア「考えたくもなーい」

タラ「私は、絶対にビーチがいい」

ルーク「俺は、山がいい」

マシュー「俺は家族と一緒」

ジェニファー「私も。スペンスは?」

スペンサー「お母さんとパリで過ごす」

タラ「デイブはもう、計画済みなのよね」

ロッシ「そのとおり! 世界の終わりの日は、カルボナーラ・アッラ・ロッシを味わって、まだ時間があるのなら、中庭でジャックダニエルのWとビンテージのドン・カルロスを心ゆくまで楽しむんだ」

ルーク「それ最高!」

エミリー「私もご一緒していい?」

 

おしまい

Advertisement

感想

 

アリーが誘拐されて、連れてこられた場所に産科医ロバータが。5年前に若い女性クリッシーも失踪。そこでピーンときました。産科医、歯科医、教師、シェフの誘拐。これは若い女性に、誘拐犯が自分の子どもを産ませ、自分の世界を作り上げようとしているのではないかと。もしくは、赤ちゃん、子どもの人身売買?

犯罪ドラマの見過ぎです(笑)。

結局、終末論者が自分の世界を作ろうとしていたのは間違いない。でも、何のために他人を巻き添えにするのか、まったくもって意味不明です。

同じ意見を持った人たちで、勝手にコミュニティを作ればいいだけの話ではないのか! ってことですよね。ローレンスの信者も多そうだし。でも、そういう熱狂的なファンではなく、従順な人たちが欲しかったのでしょう。

5年間も洗脳されて、監禁されていたクリッシーも、思ったより洗脳されていなくてよかった! 無事、お姉さんの元に戻れたし、クリッシーの一撃がなければ、終わっていなかったかもしれない。

それにしても、マシューが言っていたように、あのシェルターはすごいですよね。本当に何かが起きたときは乗り切れそうですよね。カーテン越しに見える景色には、私もまんまと騙されました。

あと今回は、スペンサーとジェニファーが閉じ込められましたよね。二人が毒殺されるのではないかと、めっちゃハラハラしました。酸欠を待つより毒殺の方が早い。そこまでする気がなくて、本当によかった。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

第5話:ラッキー・ストライク | 第7話:千の切り傷

クリミナルマインド13の一覧はコチラ

 

海外ドラマの一覧記事はコチラ

海外ドラマカテゴリの最新記事