絵本『くろくんとなぞのおばけ』

絵本『くろくんとなぞのおばけ』

なかや みわさんのくれよんシリーズです。

くろくんとなぞのおばけ

 


あらすじ

朝目覚めると、きいろくんがいなくなっていました。次の日も、その次の日もくれよんたちがいなくなっていきます。毎日仲間が消えていってしまうので、残ったくれよんたちは、怖くなってきました。すると、くろくんが「おばけがつれていったのかもしれない」と言い始め、みんなで寝ないで捕まえようという話になります。しかし、いくらたってもオバケは現れず、とうとう、寝てしまいます。

朝目が覚めると、くろくんだけが残されていました。机の上には怪しい足跡。くろくんは、足跡を追跡し、仲間を探し始めます。

足跡は壁の穴まで続いていました。恐る恐る中に入っていくと、なんと、仲間のくれよんたちがいたのです。そこは、実はネズミの巣。ネズミの子供たちが病気で動けないおじいさんのために、クレヨンたちを連れてきていたのでした。

全色揃ったところで、おじいさんが笑顔になる絵を考え描きます。くれよんたちは、星空を横切り大きな流れ星を描いたのでした。それを見たおじいさんは笑顔になり、「おばあさんにもう一度会えますように・・・」を祈りました。

次の日おじいさんは、笑顔で旅立ってしまいました。

 

感想

おばけが出てくるお話かと思ったらそうではなく、最後はちょっぴりウルッとくるお話でした。

おじいさんを笑わす(喜ばす)ために、子ネズミたちがとった行動、くれよんたちが描いた星空に感動です。

「どうか・・・・どうか・・・・おばあさんにもう一度あえますように・・・」(おじいさん)

この言葉のおかげで、次の日おじいさんが天国へ旅立ってしまうんだろうなぁって予想してページをめくると、やっぱり亡くなってしまいました。でも、おじいさんの顔はおばあさんに会えたから笑顔に。ないちゃだめだよ!って・・・・。

本を読みながら、涙腺が緩みそうでした。

子供はまだ天国へ旅立つってことを理解していないのであっけらかんとしていました。

オバケが好きな息子は、夜、オバケを寝ないで待っているクレヨンたちの場面が大好きで、そこばかりリピートしていました。

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