インスティンクト ー異常犯罪捜査ー #5 心臓のない死体

インスティンクト ー異常犯罪捜査ー #5 心臓のない死体

インスティンクト 異常犯罪捜査

WOWOWで放送された海外ドラマ『インスティンクト』のネタバレ&感想を書いている記事です。

回が進むたびに、登場人物の背景や、人間性などが明らかになってきています。前回第4話では、ディランの父が登場! かなりの大物で気難しい人かと思っていたら、息子を思うがゆえの発言の数々でした。

第5話は「心臓のない死体」というタイトルです。どこかで聞いたと思っていたら、第1話の最後にリジーが言っていた話ではありませんか。博士が大好物なネタに間違いありません。

 

あらすじ

ハドソン川付近で、胸を裂かれ心臓が取り除かれている女性の遺体が発見される。IDなど身元が分かるものは一切身に着けておらず、リジーとディランは着衣の革のジャケットのシリアルナンバーから購入者を割り出す。販売店の店員から、遺体はマギー・ファロンに間違いないという証言を得たリジーとディランは、マギーの父親フランクを訪ねる。娘が殺されたと聞いたフランクは動揺し、娘のアパートへ向かうと……。

(WOWOWオンライン公式サイトより)

 

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ネタバレ

ここからはネタバレコーナーです。ご注意ください。

 

はじまり

インスティンクト#5

部屋でスーツケースに荷物を詰めながらママと話す若い女性。彼女は、「試験勉強があるからパパに会えないと伝えて欲しい」とママにお願いをした。

 

ー 河で死体が発見される。おそらく他殺。被害者は白人女性で年齢は20代 ー

 

ディランが講義のため教室に入ってきた。

「ここにいる全員が、クラス委員や卒代生総代の経験者で、タイプA行動パターンを取る積極的なやり手人間たち。もし、君たちが異常行動やサイコパス入門を学びたいなら、居て正解! 違うなら、今逃げ出した方がいい。質問はないね。」と言うと女学生が手を挙げた。

インスティンクト#5

彼女の名前はフィービー。

「フィービー、『質問はないね』っていうのは終始疑問文なので、実質的に、今日はまだ何も教えていないから、質問があるわけがないんだよ。絶対に」というと「すみません」と言った。そして、講義は続く。

「サイコパスは人口の1%存在する。つまり、君たちの中の2人はサイコパスということになり、隣りに座っているかもしれない。学生が1万6千人いる大学では、その数は160人。サイコパスが校内をいつもウロウロしていることになる。ランチが楽しみになっただろう?」学生たちが笑う。

携帯にリジーからメッセージが届く。「終わったら48番埠頭へ」

 

心臓のない死体

インスティンクト#5

「過去に手足を切り落としたり、眼球や肺をえぐり出した殺人鬼もいたが、心臓を取り出すなんてどんな人間なんだ」と少し興奮気味のディラン。そしてシャチの話を持ち出す。シャチがホオジロザメを捕食するとき、餌の肝臓や腎臓を外科医のメスのような精度で食いちぎるそうだ。

先に到着していたハリス刑事の調べでは、心臓以外に、財布、携帯、IDも見当たらないとのこと。

誰が何のために心臓を盗むのか・・・? ハリス刑事は「臓器売買の組織では」というが、リジーは「客に売るのはこの国かもしれないが、仕入先はたいがい外国」だと言った。

ディランは被害者の服装から「昨晩は気温が27度あったので、革のジャケットを着るには暑いはず。ジェケットを見せびらかそうとしたか、もしくは自分のものではないか」と推測。一方のリジーは「ジェケットは高そうだけど、ジーンズと靴は安っぽい。」と。そしてディランがジャケット上着をめくると、裏に「ジェマ・ケーディン No3」のタグが着けられていた。リジーはダウンタウンに店があることを知っていた。

 

ジャマ・ケーディン

店に入ると店員がディランのスーツを褒めた。バッジを見せるリジー。

シリアルナンバー3の購入者を調べてもらう。ジャケットは4月6日にフランク・ファロンという人が購入し、娘のマギーに届けられていた。リジーが確認のため、遺体の顔写真を見せた。すると、店員はうなずいた。

 

ファロンの居場所を会社から聞き、ランチを食べている店へやってきた。「オオニシ、オオニシロール2人前頼む」という声がした。ファロンいわく、ニューヨーク1の寿司職人らしい。

ディランは、ファロンをチェックする。腕時計、左手の小指にはめた指輪・・・。

マギーのことを話すため、静かな場所に移動した。話を聞きショックを受けるファロン。金曜日はいつもこの店で食事をすることになっていたらしい。遺体の確認をお願いするも、ショックのため「・・・無理だ」と話す。そのため先にマギーの部屋を見せてもらうことにした。

 

娘の部屋

インスティンクト#5

娘の部屋のガギを開け、中に入ると、そこには死んだはずの娘がいた。慌てて駆け寄るファロン。いったい、どういうことなのか・・・。

 

マギーに遺体の顔写真を見せると、エイミー・ジェンキンズだということがわかった。マギーは民泊サイトを運営していて、エイミーがいたオハイオから「1週間借りたい」と連絡があったそうだ。でも彼女が、なぜマギーのジャケットを着ていたのかは不明だだった。

エイミーは、こっちに知り合いがいるわけでもなく、来た理由はわからない。それに、マギー自身も鍵を渡しただけでその後は会っていない。マギーが民泊をやっていた理由は、自分は恵まれているから人助けとしてやっていた。そして、ファロンも、娘がそこで得たお金は恵まれない子どもの募金へ回していると話す。

リジーがマギーに話を聞いている最中に、何かの匂いを感じたディランは部屋の中を観察し始める。ゴミ箱のフタが少し開き、ゴミが見えていた。さらに入口の方へ進む。すると、ドアには新しい2個の鍵が取り付けられているのが目に入った。状況を整理するディラン。

リジーは、サイトに登録されたプロフィールと、二人でやり取りしたメールの内容を見せて欲しいとマギーにお願いした。マギーが席を外すと、ディランがこっちへ来いというサインを送った。

ファロンに断り、ディランの元へ。ディランとリジーは、これまでの状況をまとめ推理する。

ディラン「状況から判断すると、事件の性質は実に個人的。こっちに知り合いがいなかったのなら、赤の他人の心臓を欲しがったことになる。それはなぜか・・・。」
リジー「二人はよく似ているので店員が見間違えたのもわかる」
ディラン「それは異人種効果。自分と異なる異人種の顔は見分けにくく、その発生率はなんと50%」
リジー「つまり、犯人はマギーとエイミーを見間違えた。二人はよく似ているし、マギーの服を着て、部屋に泊まっていれば、マギー本人だと思う。でも、なぜマギーを殺したかったのか?」

ディランは考える。そしてゴミ箱をもう一度見る。そこへマギーがパソコンを持ってきた。

ディランはマギーの部屋の状況から推理したことをマギーに質問する。「君は望まない相手から迫られているのでは?」驚くマギー。「ゴミ箱から少し覗いているセロファンは花束の包装紙。(部屋の匂いを嗅ぎ)かすかなロジノールとサワーミルクの匂い・・・ゴミ箱の中にあるのは、かすみ草。」と推理を話すと、リジーがゴミ箱を開けた。中には本当に花束が入っていた。

「新鮮な花を捨てる理由は、それを欲しいと思っていないから。それと、最近新しい鍵を取り付けている。ロールスクリーンは窓の下側だけなので、通りから室内が見えないようにしている。」これらのことから、マギーがストーカーされていると考えるディラン。マギーも頷く。

娘がストーカーに合っていると知ったファロンは「どこのどいつだ!ただじゃおかない!」と怒っている。それが嫌で、父には言っていなかったのだ。花束以外にも写真が送られてきていたため、警察にも相談していた。リジーが何の写真かと聞くと、自分が写っている写真だとマギーは答えた。そして、自分の心臓が狙われたということを知る。


マギーの部屋を後にする二人。

ディランは、刑事が現れたのに動揺を見せなかった父親が怪しいと思っている。リジーは「父親の過去を調べてみる」とディランに言った。「ピンキーリングをしているときは、あんなに娘思いだと思わなかった」とブツブツ言っているディラン。「指輪で人を判断するなってこと。」とリジーが言うと、「いや、していい。なんせピンキーリングだった」と言ってピンキーリングにやたらとこだわっている。リジーには「もういい。ストーカーを見つけるからついてきて」と言い車に乗り込んだ。ディランはヘルメットをかぶり、バイクで後を追う。

 

新人への儀式?

警察署前。リジーは車のボンネットにもたれ、ディランを待っている。そこへディランが到着。リジーの車の隣にはフッチのバイクが停まっていた。ディランはそのバイクを見るなり「スゴイ、いいバイクだ」とリジーに言った。フッチがバイク命だということをリジーが教えてくれた。

署内に入るとリジーとジャスミンが一緒にいた。ディランは「自分がいつ頃好きな場所に駐車の許可をもらえるのか」聞いた。彼は本気のようだ。しかし、ジャスミンは何も言わず、あきれ顔で部屋へ入っていった。

管轄の署からマギーの写真が届いていた。写真には背景も一緒に写っており、情報が満載だった。写真は全て6週間のあいだで撮られていて、しかも全てが同じ場所からだった。ストーカーの自宅か職場のどちらかだ。あと、写真に写っているカフェはアンディのお気に入りで、マンハッタンには1軒しかないため、すぐに場所の特定ができた。

特定した場所へ移動しようと表へ出ると、停めておいた場所にディランのバイクがなかった。辺りを探すと、工事現場の横にバイクが置かれていた。リジーはチームのメンバーがやったとすぐにわかったので「注意しとく」とディランに言った。

 

花屋の男性

写真が撮られた場所へ。リジーが聞き込みをしている間に、ディランは辺りの様子を見ていた。すると、花屋の前でナイフを使ってバラのトゲを取っている男性を見つけた。彼の方に近づき後ろを振り向こと、写真が撮られたアングルと同じだった。

男性にマギーの写真を見せ、話を聞こうとしたら走って逃げ出した。しかし、息があがりあまり遠くまで走れず、すぐに捕まる。

男は自分は衝動性障害だと言った。刑事に話したって関係ない。マギーに送った花は店のもので、上司には内緒で送っていた。そしてすんなりとストーカーしたことを認めた。エイミーの写真を見せ、マギーと間違えたのでは?とリジーが聞くと、全然違うと言い切った。そして自分の携帯から写真を見せようとしたとき、自分の親指から血が出ているのを見て吐きそうになっていた。

ディランはもう行っていいと言ったが、リジーはダメだと言い、男性から携帯を取り上げ、マギーの情報や写真を削除した。そしてストーカー行為をしないよう注意し、名刺を渡した。男性はリジーから連絡先をもらい嬉しそうにするが、それは警察のカウンセラーの連絡先だった。リジーはそこに連絡しないとまた来るわよと言った。

 

検視局

インスティンクト#5

検視局へ結果を聞きにきた。

すると、検視台の上で何かを聴きながら目を閉じているダグ(検視官)。呼びかけても気付かない。もう一度大声で名前を呼ぶで、「マイナス思考を克服しているところだから出直してくれ」と言われる。リジーは「断る」と言い、ダグからイヤホンを外した。

仕方なく検視結果を話し始めるダグ。しかし寝転んだまま。被害者には絞殺された形跡はない。争った痕も防御創もなし。注射痕も見つからなかったことから、毒物検査が陰性だったこととも一致する。

検視結果を聞いた二人は推理を始めた。リジーは「殺しの動機は、たいてい欲望か愛、もしくはプライド」と言った。それに反論するディラン。「人間を非道な行為に駆り立てる理由が、たった3つにしか分類できないって? はー? 君も瞑想したほうがいい、学習能力を司る海馬の厚みが増してくれるから。それにより扁桃体の細胞量っが減少し、ストレスに恐怖や不安から開放され、安順すぎる理論にも飛びつかずにすむ」ここまで一気に話した。

大声で話す二人の間で起き上がるダグ。

リジーが「指紋の照合はどう? ヒットした?」とダグに聞くと「いいや」と答えた。ディランは何かがひらめき、後ろを振り返り遺体を見た。そして、ダグの気を引くようリジーに言った。訳がわからないリジー。リジーは仕方なくダグの気を引くように話し続けた。

その間にディランは、部屋にあったショットグラスをハンカチで掴み、グラスの中をネクタイで拭いた。遺体の左手を持ち上げ、ショットグラスに指紋をつけた。そして急いでグラスを包みしまい込んだ。ディランの用が終わったので、リジーは話しを切り上げ、二人は足早に部屋を出た。

リジーは指紋を盗んだことを怒っている。このままでは捜査が進まない。奥の手を使うために、ディランは指紋を借りたのだった。

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スカッシュ

インスティンクト#5

ジュリアンと待ち合わせをしているディラン。やってきたジュリアンを見るなり「かなり小さなテニスラケットだなぁ」とジョークを言うと、「スカッシュだよ、コテンパンにされたのを覚えてないのかい」と言い返された。

そして、検視局で拝借してきたショットグラスを見せた。グラスについた指紋から身元を割り出して欲しいと依頼をする。しかし、刑事のパートナーとして仕事をしているディランを冷やかし、なかなか受け取ってもらえない。「そのうち局に戻りたくなるんじゃないの?」と言われるが、「僕は、今の人生で幸せだよ」と話す。そしてグラスを渡す。

受け取ったジュリアンは「被害者の指紋を完全に再現し、被害者の携帯会社の生体認証クラウドに侵入。指紋が一致さえすれば、携帯のデータは、どんなコンピューターにでも出力することが可能になる」ディランに行った。

「完璧!」

 

没頭中

家でピアノを鳴らしているディラン。弾いているわけではなく、考え中だ。

そこへアンディが帰ってくる。ディランの表情を見るなり、彼が事件に没頭していることがすぐにわかった。「そんな表情をしているときは、たいてい夢中になり過ぎて、考えに取り憑かれ、頭が回転しっぱなしになっている」とアンディは言った。

「女の子の心臓がえぐり取られ、犯人は野放しのまま。確かに興味深い事件だし、夢中にもなっているが、取り憑かれているわけではない。動機がわかれば、犯人像が浮かぶんだけどなぁ・・・」

そんなディランの言葉を聞いて、さらにアンディは心配する。

「僕は君が心配だ。食事はゆっくりするくせに、人生の一大事は即決してしまったからね。僕が大手法律事務所を辞めるときは、何度も二人で話し合ったのに・・・。でも、君は相談もなく警察の職を決めた。きちんと話し合わないと、君が自分を追い込んでいきそうで僕は怖い。」

「じゃぁ、今話しあおう」というディランに対し、「いやいやいや、今は推理中で、心ここにあらず、頭の中は休止状態。明日のほうがいいよ」とアンディに言われてしまう。

やいや。今は事件の推理中でほとんど休止状態。心ここにあらずだろ。だから、まぁ、明日にしよう

 

次の日。

警察署内でコーヒーを入れようとしているが、コーヒーメーカーの使い方がさっぱりわからないディラン。その様子をずっと後ろからみているリジー。見かねたリジーが「あなたは学歴は立派なのにねぇ~」って声をかけられる。

インスティンクト#5

「複雑すぎるんだ」と言うと「単純よ。それに単純でいいの」と。それを聞いたディランは、コーヒーメーカーの話じゃないと気付いた。リジーはディランが悩んでいることに気付いていた。そして、「あなたは刑事じゃない。似たようなものでもないけど、二人で捜査をしなきゃならないから、私のやり方と私を尊重して欲しいの。」と話すが、「尊重しているけど、同意できないだけ。」と返す。

リジーは「あなたがどんな人であろうとも、仕事をしているあいだに悩んでいいのは事件についてだけにして」と言った。ディランも納得した。

「私は、一人でもやれるんだから(笑)」とリジーが言うと、「僕も」と返すが、「コーヒーもろくに入れられないのに」と冷やかされる。そして、コーヒーメーカーのボタンを押し、リジーは笑いながらその場を去っていった。

 

リジーの隣にいると、フッチが「博士、バイクの調子は?」と声をかけてきたので、フッチを指差し、わざと「はっはっはっは」と笑った。

そしてすぐに真顔に戻り、リジーに質問をする。「何が足りない?」

リジーは「動機と容疑者、被害者の身元だけ」と答えた。携帯にマギーの父親の調査報告が届いたが、彼の仕事には違法性はなかった。

マギーの父親のことをピンキーリングと呼ぶディラン。サメには似ているが動機はなさそうだと推測した。ディランが言った「サメ」という言葉に反応したリジー。遺体発見現場でディランが言っていた「シャチは内蔵を食いちぎる精度は外科医並み」という言葉を思い出したのだ。

でも正解は外科医並みではなく、外科医のメスなみ。

被害者の主要な血管は見事に切り裂かれていて、大動脈も大静脈も外科医なみの精度。そこからリジーは、犯人はナイフの扱い慣れてるはずだと推測する。

ディランも考えを口にする。「医者か?精肉業者か? でもいったい何を急いでたか?・・・そしてその狙いは? 心臓だけなのか? じゃぁ、その理由は? なぜ心臓を切り出したのか?」

ディランの携帯が鳴った。ジュリアンからだったため、その場を離れた。

 

ジュリアンからの情報

警部補の部屋でジュリアンの電話を受けるディラン。

被害者の本名は、ベス・レノ。出身はノースダコタ州。ネットでは27のIDを持つ詐欺師で、民泊サイトでも何度も苦情の訴えがあった。そして、借金もあった。

ジュリアンが携帯にログインIDとパスワードを送ってきた。これを使えば、被害者の携帯の中身やポータルサイトにアクセスすることが可能だ。ただし、使えるのが今から2時間のみ。

警部補のイスに腰をかけるディラン。ジュリアンはその情報を伝えたあと何か話そうとしたが、有効期限が2時間しかないので、先にリジーに情報を送った。

深々と警部補のイスに腰をかけ、机に足を乗せるディラン。そして話の続きを聞く。

インスティンクト#5

ジュリアンは、ディランが興味を持ちそうな情報を仕入れたと話した。でも、その内容は電話で言えることではないと言った。そして、30分後また会おうと伝えると電話は切れた。天井を見つめるディラン。そこへ、警部補が戻り、ディランがいることに驚いた。

ディランは急いで足を下ろした。

ジャスミンには「好きなところに駐車? 絶対に許可しない」と言われてしまった。駆け足で部屋を出るディランだった。

 

電話では言えない話とは

インスティンクト#5

警察署から出たディランはバイクにまたがる。でも何かがおかしい。よく見ると前輪がパンクさせられていた。離れた場所でフッチ刑事とソーサー刑事がニヤニヤとディランを見ていた。

フッチが「べそ書いて修理でも呼ぶのか」と皮肉ると、ディランはエンジンをかけ、二人に笑顔を送ると、後輪だけで走っていった。


ジュリアンとの待ち合わせ場所。電話では言えない話とはいったい何なのか?

ジュリアンはディランが働くNYPD殺人課について調べていた。そして彼が掴んだ内容は、CIA、FBI、MI6の特殊部隊がニューヨークの港で行われている密輸の捜査をしていた。内偵していたチャールズ・パグリックという刑事が殺されてしまった。表向きは殉職となっている。

 

じゅ で掴んだのが CIA FBI MI6の特殊部隊がニューヨークの港でおこなわれている密輸の捜査をしてってことだ。内定したのはチャールズパブリックという刑事だったが、いきなり殺された。表向きは殉職になっている。

ディランには聞き覚えがあった。チャールズ・パブリック・・・それは、リジーの元婚約者チャリーのことだった。

詳細はまだわかっていないが、捜査はまだ継続している。つまり、課の中に他にも共犯者がいると考えられる。たとえば、チャーリーの元パートーナーとか。もっと調べた方がいいか?

ジュリアンは、元パートナーがリジーだと知った上で話をしている。そんな話を聞いたディランは、会ってまだ日は浅いが、リジーが不正を犯すような人間でないということを本能で感じている。

ジュリアンには、「リジーは白だ」ときっぱり言い切った。

 

警部補の秘密?

ディランに教えてもらったIDとパスワードで被害者の情報を引き出し、警部補の部屋でそれを一緒に見ているリジー。

被害者が使っていたデートアプリのアクセスを見ると、かなりの人気者だとわかった。

リジーが「今やっておく?」とジャスミンに聞くと、部屋の鍵を閉めるよう言われた。ジャスミンはカバンの中から何かを取り出そうとしている。その間にディラン様子についてリジーに聞いた。

リジーは、今まで組んだ刑事とは全員うまくいかなかったので、刑事とは違うディランなら上手くいくかもしれないと思い、パートナーにしたのだった。

ジャスミンがカバンから取り出したのは、注射薬が入った小瓶と注射器だった。手慣れた手付きで、薬を注射器に入れる。それをリジーに渡した。

「ディランがパートナーとして相応しくないのであれば、市長に話す」とリジーを気遣うが、「彼は優秀で問題はない。原因は自分だ」といった。そして、ジャスミンのお腹に注射を打った。ジャスミンは将来妊娠することを望んでいるため、薬を打っていたのだった。

 

被害者が最後にデートすることになっていた相手は、リチャード・P。それも殺された晩に。しかし、被害者は6つのデートアプリを使いこなし、同じ日に6人とデートの約束をしていた。さらに情報を絞り込む。心臓を取り出していることから、ナイフの扱いがうまい相手を探す。

一人だけ該当者がいた。Dr.ダミアンという男で、冒険好きの成功者、そして人を癒やすのが好き。スキなタイプはおおらかな女性で、ブロンド。

ジャスミンはこの男の令状を取るようハリスに指示した。しかし、それでも時間がかかる。なんとか早く情報を得る方法はないのか相談する二人。そこで、リジーは「自分がおとりになってこの男と会う」とジャスミンに言った。

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おとり捜査

インスティンクト#5

アンディの店で食器を洗おうとしているディラン。アンディは、サイコキラーを誘い出す店に自分の店を推薦したことをディランに皮肉った。

なかなかダミアンがやってこない。リジーももう来ないかもと諦めかけたとき、彼はやって来た。そして入ってリジーを見つけるなり、頬にキスをした。遅れたことを謝り、遅れたのは君が待ち合わせ場所を変更したせいだよと言った。

リジーはセルビア人という設定で、事前に就労ビザが欲しいということを伝えていた。そして、セルビア語で「セルビア人よ。あなたは、本当にお医者さまなの?」と話した。

それから少しずつ、確信に迫っていく。しかし、ダミアンは医者ではなく、専門はキネシオロジーだった。医者ではないと知ったリジーは、わざと怒った素振りを見せた。ダミアンも諦めた様子で「これでおしまいってことだよね。」というと、「いいえ、これからが本番」とリジーが言い、警察のバッジを見せた。

 

店の奥でダミアンから話を聞く。

リジーがベス・レノの写真を見せる。驚くダミアン。会って食事はしたが自分は殺していないという。会計が終わる前に逃げられてしまったので、さよならさえ言えなかったのだ。

ダミアンから聞き出せたのは、食事をした店の場所と、彼女が向かったのはモートン通りのことだけだった。

リジーは、捜索範囲を広げて、防犯カメラの映像を回収しないととディランに言った。


遅くまで署で仕事をするリジー。リジーの家に行ったがいなかったので、ここにやって来たのだ。居場所を見つけられたリジーは、「刑事になればいいのに?」と言った。それを聞いて笑うディラン。「努力はしているが、君次第。ずっと挑発的だって言われてきた。君も挑戦好きだし、これって、ひとつの共通点だろう?」と話した。

リジーも「自分は挑発的だと言われる。これは確実に共通点。」と認めた。ディランは、さらっと「それが、周囲と距離を置いている理由なの?」と聞いた。

リジーは一度は否定したが、距離を置いていることを認めた。そして「自分と組みたがらない。でもそれは責められない。チャーリーが死んでみんな・・・」と言いかけた時、ディランは「君を心配している」と言った。

リジーに「読みが甘い。刑事は無理ね」と否定された。「やり遂げるから時間をくれ」というディランに、「私も負けないわ」と話した。最後にディランは「ニーダム刑事、コーヒーメーカーの使い方を教えて」と言った。リジーは笑った。

 

2作目の話

インスティンクト#5

家で三点倒立をするディラン。そこへ編集者のジョアンがやってきた。ジョアンは「足と話せるなんて出向いたかいがあったと言った。

それから、「みんな新作を楽しみにしているから、さっさと書いて欲しい。だけど、刑事の仕事があって忙しいという素振りを見せたとしても、私には通用しないわよ。それから、「変人たち」のオーディオブックを出したいという話が出ているけど、どうする?」とディランに言った。

ディランは「僕は興味ない。仕事は今でも多すぎるくらいだ」と。「だから、締切を半年延ばすように頼んでおいたの」とジョアンは言った。信じられない様子のディラン。前に見せた退屈なテーマじゃ締切を延ばすことはできなかったが、ジョアンが勝手に決めている新しいテーマ「元CIAがNIPDで刑事と共に事件を解決する」ていうのであれば、気に入られているのだ。

ジョアンは、ソファーに寝るようディランに言った。そして、最近何があったのか聞いた。ディランは講義や執筆、そして犯罪捜査など、あらゆる方向から引っ張られているように感じていた。そして、話題が心臓のない事件の話になり、いきいきと話すディランの様子を見て、「ずいぶん楽しそうで、昔のディランが帰ってきたようだ」と話した。でも、彼は「止まれなくなりそうで、怖くもある」と答えた。

そこで、リジーからの連絡が入った。

 

防犯カメラ

被害者ベスの映った防犯カメラの映像を見ている。ベスは頭を強く押され、その後手が震えている。そして、腕がだらんと落ち、体の力が抜けていった。

リジーが「そうなる原因って何?」とディランに聞くと「麻痺した後の脱力だから・・・何らかの神経毒を注射し・・・」そこまで言った時、何かがひらめいた。「頭を押したのは、ツボを押したのではなく、頭皮に注射をしたのだ」

リジーは、「ダグに詳しい毒物検査をしてもらう」と言った。ディランは「おそらく、人違いをしたのではなく、詐欺師だったベスが狙いだったんだ。映像からは顔見知りかまでは不明だが」と言った。

リジーが「顔見知りでなきゃ、プライドの線は消える。あとは欲望と・・・」と言いかけたところで、「まだ動機は3種類なんて説を唱えるなら、知性って言葉を消したほうがいい」とディランが言った。何を見落としているのか考えるリジー。

そこへ、花屋でストーカーのピートがやってきた。そして二人に声をかける。リジーがどうしたのか尋ねると、大きな男がいきなり来て、何度も殴られたとか。そして「2度とマギーに近づくな、見るだけでも許さない」と言われたのだ。

ディランは、相手の男が誰だったか突き止めるため、マギーの父親ファロンの容姿を説明するが、違っていた。リジーが優しく「病院に行きたい?」と声をかけると「君と」と調子に乗って答えたので、フッチ刑事を呼び、調書を取るよう依頼した。

フランクは、リジーたちの後をつけ、ストーカーの相手がピートだと割り出し、襲わせたのだ。ディランは「子供が危険なら、親は何だってする」と言ったときに、また頭の中の回路が回り始めた。そして辿り着いたのが、動機は3種類説。見落としていたのは愛、何より強い親の愛。

 

親の愛

警部補に説明をする。

親が子供を思う愛情は何よりも強い。フランク・ファロンほど娘を溺愛いている男への最強の復讐は、娘を狙うことだ。成功者には必ず敵がいる。その敵がマギーを狙ったのだ。

ハリス刑事がフランクの会社を調べた結果を報告にきた。それによると、医療用品を販売しているデニズン・ソリューションズではなく、デニズン・ケアーズという方に大量の小切手が切られていたことがわかった。支払いに使われているのは、全部個人の小切手で、すべて大金だった。

医療用品の販売だけじゃなく、資金洗浄もしているのか・・・。でも隠すのが下手すぎる。

ハリス刑事が「賭けの胴元か?」というと、フッチ刑事が「それなら試合があった日にある程度集中するはずで、これは日付がバラバラすぎる」と言った。みんなが不思議な目でみる。「昔ちょっと・・・」と。

とにかく、小切手を切っている一人一人を調べるしか方法はない。

チャールズ・ショーン。腎移植が必要で募金活動も行われていた。
アンソン・ドーフマン。角膜移植を受けている。

これは移植希望のリストだった。

リジーがハル・オオニシからの小切手を発見する。フランクが昼食を食べていたオオニシ寿司の職人だ。ハル・オオニシは25万ドルもの大金を支払っていた。リストを調べると、リク・オオニシという名前を見つけた。彼女の父親はハル・オオニシ。

つまり、デニズン・ケアーズに支払いをしている全員が臓器移植の希望者で、フランクは闇で臓器を売買していた。オオニシは娘のために、25万ドル払ったがその日のうちに返金された。結局、娘は移植を受けることができず、1ヶ月前に亡くなった。フランクは、高いお金を払ったほうに臓器を売ったのだ。

オオニシには動機がある。そして職人の包丁なら切れ味も抜群、ナイフも扱いにも慣れている。犯人としての条件が整った。

オオニシは、ディランが言っていた異人種効果のせいで、マギーとベスを見間違え、誤って別人を殺してしまったのだ。

リジーは「裏切ったあとも、あの店に通う神経がわからない」と言った。ディランは「フランクにとってはただのビジネス。より良い条件を選んだだけなので、寿司が食べたければあの店へ行くだけ」と言った。

今日が金曜日だということに気づくリジー。毎週金曜日は、マギーと一緒に食事をしているとフランクが言っていた。もしマギーを連れて行ったら・・・。

 

 

オオニシ

インスティンクト#5

オオニシの店へ駆け込む二人。フランクは座っていたがマギーはいなかった。急いで居場所を確認すると、トイレに行っていることがわかった。ディランはオオニシを探す。

トイレから出ようとしていたマギーを見つけた。すぐに戻り鍵を閉めるよう指示をした。

ディランが奥の部屋でオオニシを見つけた。NYPDだと名乗ると、どこにも逃げないと言った。オオニシわ床に座り込んでいる。そして彼の前には、魚の内臓が置かれていた。ディランはその魚がフグであり、オオニシが毒を食べたことを悟った。

オオニシは、自白を始めた。娘を助けるたために全部捨てたが、救えなかった。

そこへリジーが駆けつけた。オオニシのそばへ行こうとしたがディランが静止した。そして「今、臨終の告白をしている」と言った。リジーもフグ毒を食べたのだとすぐに気付いた。

ディランは「被害者にも注射したんだね?」と聞くと、「奴の娘だと思っていたら・・・。気付いていたら殺さなかった。私は世界で一番愛するものを失ってしまったんだ」とオオニシは言った。

リジーは「救急車を呼ぶ」と言ったが、オオニシは「間に合わん」と言い返した。それでもリジーは「それはわからない」といって救急車を手配しにいった。

オオニシの告白は続く。

「フランク・ファロウは、娘と私に希望を与えた。娘は生きられたはずなのに・・・。あいつは、毎日店に来て、笑い、ふざけ、寿司を食っている。なんにもなかったかのように。奴に自分と同じ苦しみを味あわせてやりたかった。だけど、今日、奴が娘と一緒に店へきた。それで別の子を殺してしまったと知った。娘が死んでから、あの父親が、奴の顔が頭から離れない。・・・・私はなんてことをしてしまったんだ」

 

アンディからのプレゼント

インスティンクト#5

アンディのバーへ訪れるディラン。店はとても忙しいそう。

アンディが「今は忙しい」というが、ディランは「手短に話す」とアンディを引き止めた。

「事件の話をしなかったのは、殺人犯を追って興奮している自分が怖かったんだ。それは僕に必要な刺激なんだ。でも、君がいてくれないと切り替えることができない。君なしじゃ無理だ。」と話す。

一方アンディは、「君も僕を信じてくれないと。行動については、少なくとも君については、僕の方が分かっている時がある。君は聡明だけど、時々大バカになる。」

ディランは「バカは言い過ぎだけど、ありがとう。」そう言って、仕事に戻るよう促した。アンディも「ありがとう」と言った。ディランが帰ろうとしたとき、アンディが「忘れてた、これプレゼント」と言って、何か渡した。

それは、子ども用のおもちゃの保安官バッジだった。

 

歩み寄るディラン

インスティンクト#5

警察署に戻ったディラン。いつもより大人しく真面目だ。そしてリジーに声をかける。

ディラン「これからは、君の単純過ぎる考えを、からかわないようにするよ。」
リジー「ボスは私って、何度も言わないようにする。・・・事実だけど」

苦笑いするディラン

リジー「ちなみに、オオニシが闇だと知っていて心臓を買ったのは”欲望”。フランクの復讐でマギーを狙ったのは”プライド”。すべては娘への”愛”の犯行だから、欲望、プライド、愛、3つ揃った」

ディランはその通りだという表情を浮かべた。


署の外へ出ると、チームのメンバーが居た。

二人が手柄を上げたことを讃えている。フッチが「今からディスコンに行くがどうだ? 乾杯しよう」と二人を誘った。ディスコンとは警官たちが、贔屓(ひいき)にしている店の名前。リジーはパスと言った。

フッチたちは行こうと言ってあるき出した。

ディランは、リジーに「彼らのいびりの目的は、僕を苦しめることより、君を元気づけることなんじゃないのかなぁ。みんな以前のような君が見たいんだよ。」
リジー「私は以前と変わらない」
ディラン「
事実じゃないのは僕でもわかる。フッチたちと飲みに行くべきだ。僕もついて行くよ」
リジー「今度にしましょう。今はもう少し、ここにいないといけないの」

ディランは何のことか、さっぱりわからない。

「何故?」と聞き返すと、3,2,1・・とカウントを始めた。するとフッチが「俺のバイクに何をした!」と言ってきた。

二人はフッチの方へ歩いていく。すると、通りの向こうのクレーンに、フッチのバイクが吊るされていた。ソーサーとマリーノは爆笑している。

インスティンクト#5

ディランはリジーの方を見て笑った。そしてフッチに「僕のバイク貸そうか?」と言った。

みんなは笑いながらバーへ歩いて行った。

 

おしまい

 

感想

いかにもディランが飛びつきそうな事件でしたね。ディランの分析は、いつも的確だけど、リジーの刑事の感も相当なもの。今回は、リジーが言った「動機の3種類説 “欲望” “プライド” “愛”」が見事的中し、彼女の実力を認めざるを得なくなりましたね。

どちらも自分の考えに自信を持っているので、ぶつかるの仕方がないです。でも少しずつですが歩みは近づいているような気がします。

今回注目したのは、リジーのおとり捜査! なんとビューティフルで、セクシーなんでしょう。メイクをバッチリと決めれば、あんなにも変身できちゃうんですね。ブラボーです。

今後気になるのが、ジュリアンが言っていた「殺人課に裏切り者がいる」説。そして、ストーカーのピート。リジーのことを気に入ってそうです。リジーに付きまとわなければいいのですが・・・。

 

最後まで、お付き合いありがとうございました。

第4話:過去に囚われて | 第6話:究極の効率化

 

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